最近の業績:小眼球に関する論文

関正明医師の筆頭著者論文がイギリスの眼科雑誌British Journal of Ophthalmologyに掲載されました。

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小眼球症は比較的稀な疾患ですが、その特徴は目の長さが短いこと、強い遠視、そしてしばしば閉塞隅角緑内障を合併することです。

小眼球症の患者さんに対しては、白内障手術 (水晶体再建術)を行うことで閉塞隅角緑内障の進展を予防できるだろうと経験的に考えられてきました。しかしながら、これまでは科学的な根拠となる数値データがありませんでした。

関正明医師ら新潟大学眼科学教室の研究グループでは、新潟大学病院で白内障手術を施行された小眼球症の患者さんの隅角(眼内水 “房水” の流出路)の形状解析を行い、その手術前後での変化を定量的に解析しました。

その結果、白内障手術により隅角閉塞が軽減できることがわかりました。

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(画像クリックで拡大)

小眼球症の隅角:左)無治療時、中)レーザー虹彩切開術後、右)白内障手術後

治療するに従って(右に行くに従って)隅角が開大していることがわかります。

また術前の隅角閉塞が強い患者さんでは術前眼圧が高いこと、術前の隅角閉塞が強い患者さんでは術後眼圧が高いことを定量的に明らかにしました。

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